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屏風と商売は曲げねば立たぬ。
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    活字文化とアフィリエイト理解の歪曲
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      Amazonで「アフィリエイト」で検索すると、エンジンが吸い上げる書籍名は
      去年の同時期には見られたなかったものばかり。
      アフィリエイトという単語の浸透ぶりには驚くが、残念ながらこれらの紙面に
      書かれていることは全て、例外なく筆者の体験談に過ぎず、タイトルにある
      ような状況はまず、体験できないと思った方がいい。

      ここ半年、「アフェリエイなのか、アフィリエイトなのか分からないけど、
      儲かるらしいから、教えて。」という短文のメールをもらったし、質問を
      受けたりすることが増えた。

      IT業界の人間だったり、自分でページを持っていたりする人間には、ある
      程度の説明はするが、Blogやら、ヤフオクで小銭稼ぎくらいしかしたこと
      のない人間には「全然、儲かるようなものではないので、自己研鑽に励んだ
      方が時間の投資の仕方としては正しいと思いますよ、」と大上段から、
      お話してしまう。

      繰り返しになってしまうが、今のアフィリエイト関連書籍は、全て筆者の
      体験談であり、理想的な状況を想定して書かれたフィクション本であること
      を言っておきたい。

      全てとは言わないが、これらの関連書籍の筆者自身が運営している、または
      運営に関係しているサイトをアフィリエイトサイトとして、取り扱ったことが
      あるが、結果は酷いもの。

      また、R・キヨサキ氏のようで恐縮ですが、本当に儲かるような技術や事柄は
      絶対に書籍などパブリシティにはならない。本当に儲かっている人がそのタネ
      を他人に話すようなことがあるであろうか、、

      エッセンスの上澄み程度のことは書かれているかも知れない。
      では、実際にアフィリエイトで形容されるネット上のマーケティング手法で、
      本質的に利益をあげいるアフィリエイトサイトはどのようなサイトかと言うと、
      巨大なトラフィックをもつ、法人が運営するサイトである。
      アフィリエイト経由の売上げを100とした場合、個人は5、法人がそれ以外
      といったとこだろうか。

      確かに個人で展開しはじめて、技術や知識を効率よく習得していき、利益化し、
      法人化していくプロセスは理解している。ただ、彼らは上述している体験談集
      にあるような、誰でもできる!!ようなプロセスを経ているわけではない。

      技術と知識が必須である。

      、、批判めいたことを書きつらねたが、最近この手の書籍を手にした
      クライアント担当者(マーチャント)が少なくないからだ。
      活字の浸透力と説得力は恐ろしいものだ。極めてバイアスのかかった
      視点を植え付ける温床となっている。

      そこらへんの主婦やら、おにいちゃんがタバコ代稼ぎにせっせとやってる
      ものとは違うことを説明するには、活字文化の否定まで話が遡ってしまう
      ことすらある。

      非常に困った、アンダームーブメントだと思っている。







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